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「タックスヘイブン利用による節税」

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米ネット企業のタックスヘイブン利用節税策

ダブル・アイリッシュ・ウィズ・ア・ダッチ・サンドイッチ(DIDS)は、米IT大手企業の税務戦略の名称で、日経新聞が賞賛的に紹介し、日本企業は後れを取っており、日本の税法やその運用が不透明なことがその遅れの背景と書いていました。

全世界所得に対する実効税率、Apple 約24%、Google 約21%、Microsoft 約18%とかなり低いのは、ネバダ州、アイルランド、オランダ、ルクセンブルク、ケイマン、ヴァージニア諸島といったタックスヘイブン地域に名目上の拠点を設置し節税しているからだと説明されています。

タックスヘイブンの利用はもっと普及すべき?

海外展開を急ぐ経営者や、税務の専門家は、日本では無形資産の対外取引などの「ルールがあいまいで、予測可能性が低い」ので、米国企業に比べ不利と口をそろえて言うそうです。

この状況が海外での競争力にも影響しかねず、「税引き後の利益が少ない企業は、税務マネジメントが巧みな海外企業との投資競争で不利になってしまう」と言われています。

世界でタックスヘイブン対策税制に最も熱心なのはアメリカであり、アメリカではタックスヘイブンの利用による租税回避が日本よりも容易な状況となっているようです。

日経と異なるニューヨークタイムス

ニューヨークタイムスは4月末にAppleを税金回避方法を開発したパイオニアとして描き、莫大な税金の支払いを逃れていると、長文の批判記事を書いて話題になりま した。また、租税回避志向の企業がAppleの手法を真似て後に続いていると主張しました。この点、 Appleは直ちに納税額の絶対額の多さと国内雇用創出への貢献を唱えてニューヨークタイムスに反論しています。日経新聞の記事は、これを踏まえたものですが、Apple側を支持するスタンスです。

利益を出し、納税したい=トヨタ社長

トヨタは、営業利益2兆2704億円と過去最高を記録した直後のリーマン・ショックで翌2009年同期に一気に営業赤字に転落した際、「今税を納めるという最低限のことすらできない状態。本当に悔しい・・・2年ほど厳しい環境が続くと思うが、1期でも早く利益を出して納税したい」と社長が記者会見で語っていました。

日経新聞とニューヨークタイムス、AppleとTOYOTA、どちらがまともだと思われますか?

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一橋大学大学院商学研究科修士課程修了(経営学及び会計学専攻)、監査法人、投資銀行にて多数の事業承継を指導
公認会計士、税理士、中小企業診断士、国際公認投資アナリスト(日本証券アナリスト協会検定会員)
日本公認会計士協会経営研究調査会「事業承継専門部会」委員。

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